
はじめに:参考文献リスト作成の手間をAIで解消
論文やレポートの提出で必須となる「参考文献リスト」の作成。APA・MLAなどスタイルごとに細かいルールがあり、フォーマットミスが起こりやすい工程です。本記事では、ChatGPTをはじめとする生成AIを使って、参考文献リストを自動生成・整形する具体的なプロンプト例とコツを解説します。
1. AIで参考文献リストを自動作成するメリット
- 時間短縮:手入力の手間が大幅に削減される
- フォーマット精度:APA・MLAなど複数スタイルに対応可能
- 一貫性向上:全体で統一された表記ルールを維持できる
2. 基本プロンプト例&出力例
以下のプロンプトをChatGPTに投げるだけで、参考文献リストを一括生成できます。
「以下の文献情報を APA スタイルで出力してください: 1. 著者:山田太郎、発行年:2021年、タイトル:『AI活用入門』、出版社:Tech出版 2. 著者:佐藤花子、発行年:2019年、論文タイトル:‘Deep Learningの応用’、ジャーナル名:AI Journal、巻:12、号:3、ページ:45–60」
AI出力例:
Yamada, T. (2021). AI活用入門. Tech出版.
Sato, H. (2019). Deep Learningの応用. AI Journal, 12(3), 45–60.
3. スタイル別プロンプト例
3-1. MLAスタイル
「以下の文献情報を MLA スタイルで出力してください: 1. 著者:田中一郎、発行年:2020年、タイトル:『機械学習概論』、出版社:TechPress」
AI出力例:
Tanaka, Ichiro. 機械学習概論. TechPress, 2020.
3-2. Chicagoスタイル
「以下の文献情報を Chicago スタイルで出力してください: 1. 著者:鈴木二郎、発行年:2018年、タイトル:『データサイエンス入門』、出版社:DataPub」
AI出力例:
Suzuki, Jiro. データサイエンス入門. Tokyo: DataPub, 2018.
4. 応用編:PDFアップロード×自動抽出
ChatGPT Plus や他のAIツールにPDFをアップロードし、文献リストを自動抽出・フォーマットする方法もあります。 以下の手順を参照してください。
- PDFをアップロード → 「この文書の参考文献リストを APA スタイルで抽出してください」とプロンプトを投げる
- 出力されたリストをコピー&貼り付けでレポートに反映
- 必要に応じて文献管理ツール(Zoteroなど)と同期
5. 注意点とベストプラクティス
- 事実確認:AI生成の出版年やタイトルに誤りがないか必ずチェック
- スタイルガイド遵守:大学や学会指定の細かなルールも合わせて確認
- オリジナル確認:AI任せにせず、自身で最終チェックを行う
6. まとめと関連記事
- 本記事のプロンプトで、参考文献リスト作成の時間を90%以上削減可能
- スタイルごとにプロンプトを使い分けて、一貫性のある書式を維持
関連記事:
コメント